生存報告所

日記だよ!

4/16 書く仕事がしたい

4/16(火) 睡眠時間5時間45分 5,942歩

早く寝たいはずなのに、どうも文量が長くなってしまっていけない。

座っていきなりキーボードへ手を付けるのではなく、書き方も見直す時が来たか。

やったこと

 睡眠時間が特に短いわけではないが、長くもない微妙な時間。あと5分でも寝たい。

 繰り返しでセットしているタブレットのタイマーは今日だけたまたま鳴らなかったらしく、気づいたら出発15分前。慌てて荷物を準備し、持ち物確認も略式で終わらせて家を出た。何故か背中がいつもより軽い気がする。

仕事

 自分の席に着いていつものように朝食を取り出すが…、ここでキーボードが無いことに気づく。外からでは鞄に手を突っ込んだまま固まった人間が一人いるだけなのだが、内心は「しまったぁぁぁ!!」とどったんばったん大騒ぎ。泣く泣く引き出しから会社貸与のキーボードを取り出してPCのロック画面を解除する。

別に代用品が悪いわけではないのだが、1年かけてショートカットを教え込んだ相棒がいない悲しみはとても大きい。今日は何が起ころうと定時で帰ることを決意した。

 

 失った日々を無意識に思い出すかのように、同じ動作をして何度も失敗する。そこにあるのはAltキーじゃなくてCtrlキーなの!? と何度目を剥いてキーボードを見たことか。HHKBのCtrlキーは普通の配列で言えばCaps Lockキーがある場所のため、アルファベットの大文字小文字が切り替わる度に自分が間違えたことを知る。

注文している私が100%悪いのだが、呼びたいのはお前じゃねぇんだ!

 

 会社用にもう一つ高い(33,000円)のHHKBキーボードを買おうか…と3秒悩んだが、なんのことはない。寝る前に通勤用カバンへ入れておけばいいだけの話である。

オーベルシュタインなら「寝ぼけた頭で考えるべきは貯金の浪費方法ではなく、生活習慣の改善方法です」と正論パンチで窘めてくれることだろう。

 

買い出し

 決意通りに定時で退社し、まだ外の陽が明るいことにちょっと得した気分になる。鞄の中にキーボードは無いのだが、買い出し用マイバッグは入っていたため久しぶりにがっつり買い出しをする。

 

 玉ねぎ・挽肉、カレーのルゥは必須。さらに刺身用・焼き魚用の魚も買って食材消化スケジュールを脳内で組み立てる。手軽でサボりたいときに作る麻婆豆腐の素と沖縄そばも買おう。これだけ買って何日も食べていけそうなのに、会計を見たらなんと3000円台前半。人付き合いを全てかなぐり捨ててお弁当生活に戻ろぜ! と私の貧乏性が囁く。

 

楽園追放 rewired 

 『楽園追放』が影響を受けたSFの勅撰集。劇場上映が2014年11月15日という事実にダメージを受けたのは別の話。電車で少しずつ読み進めていた。

 

 エージェントが潜入工作をしたり、ロブスターが人類圏を脱出したいと相談してきたり…と楽園追放に繋がるような要素を持ったSFが載せられている。特に好みだった作品を挙げるのならば『パンツァーボーイ』と『パンツァークラウン レイヴズ』かな。パンツァーが共通しているが、作者の国も時代も全く違う話*1

 

 前者は空が使えなくなったアメリカで陸路の密輸にスリルを求めるサイボーグレーサーの話。『無類に面白いハイテクアクション』なんて解説が添えられていて、「またまたぁ」と疑っていたが、実際盗んだバイクで荒野を疾走したくなるほど面白い話だった。

最近「情景描写とは…」と気にしつつ本を読んでいることもあって、映画のような情景を想像させる視覚的表現がとてもクール。ミサイル回避のために出したチャフが電波を跳ね返す様子を、「巨大な電波のクリスマスツリー」と表現したセンスは一番好き。派手でめでたいけど違うんだよなぁ!と感じる語彙を適切に選んでくれた。

迫りくる敵の追手と、アドレナリン一気飲みしたかの如く興奮して走り出す装甲車を想像した楽しい話だった。

 後者は<Un Face>と呼ばれる制御技術によって、個々人に最適化されたものだけを見て、選び、日常を過ごす話。あらすじを吹き飛ばして肝を書くと、「人格によって行動が決定されるのではなく、制御された行動を繰り返すことによって人格を想定通りに構築する」という、現代で聞こえてきてもおかしくないような話が現れる*2

アルゴリズムに従って動くことに少しばかり危機感を感じる身としては、ゾクゾクする気持ち悪さを言語化されたようであり、「そうだよね、そうだよねぇ!」と言いつつ一気に好きになった。

作者の方は『PSYCHO-PASS』のスピンオフ中編も書かれたみたいなので、そういうテーマが好きなんだろうな。あの作品もシヴィラによって制御されている歪さを描いている部分があるから…。進路がAIによって決まる怖さを友人と議論をしたことを思い出す。

 

書く仕事がしたい

 こちらは知り合いにオススメいただいた本。「書き方」ではなく、「書く仕事」にフォーカスを当てた本。インタビューをして原稿を紡ぎ出すライターとはどういう仕事なのか、収入はどれくらいなのか、書くためにはどういう技術が必要なのか…。書きたいと思っている人が知りたそうなことを全部集めておきました! と言えるような本。2時間ちょいでさっくり読めた面白い本だった。

 

 作者が得意な「メタ認知」を通して考えたこと、長いライター経験を通して学んできた大事なことの教えが怒涛の勢いで雪崩れ込んでくるため、ページごとに参考用の線をなにかしら引いていた。3年前なら「学びある良い本だなぁ」というつぶやきで終わっていたかもしれないが、少し「書く仕事」について考えるようになった今だからこそ吸収したいことが多い。

 

 特に腹落ちしたエピソードは、

雑誌によく出てくる言い回しのカンペを作った」ことと「犯人しか知らない証拠を書くこと

 

 前者は語彙力を増やすために、「カッコいい感じ」を示す表現をいろんな雑誌から取りだしてA4の用紙にまとめ、自分用類語辞典を壁一面に作ったらしい。作品の感想を表す語彙が面白い・カッコイイ・可愛い・素敵の4つしか持たないような人間だなぁと感じることが最近多かったため、これは自分の悩みを解決するかなり良い方法じゃないだおうか。

ここでChat GPTに「カッコいいの類語を20個出して」と言っても意味無いため、言葉の宝探しに出かけたいところ。

 

 後者は取材で意識していることの話の一つ。「犯人しか知らない証拠」は島田紳助さんの言らしいのだが、そのような「実際に五感で体験した人にしか分からないような言葉」を加えることによって、読者もまるで経験したかのような文章を書くことができるらしい。以前に読んだマンガの教科書で「出来るだけ作品固有の表現を入れたコピーを作るように」と見てから意識はしてきたのだが、「犯人しか知らない証拠」はモノクロ写真がカラーになるかのような言語化だった。

 

 ライターの仕事というのは、文章を書くだけではない。人と向き合って取材し、そのエッセンスを調理するかのように原稿として書いて世の中に出す仕事である。だから文章の技術だけではなく、仕事として大切なことや長く健康に続けていくための秘訣など、大事なことが多く詰められた刺激の多い本だった。

それなのに文章の書き方が一番腹落ちするあたり、私が今一番必要としている知識はそこなのでしょう。もう一段レベルアップしたらまた読み直したいところです。

 

 今日の文章はちょっと意識が変わって書いたから良くなっている気がする。

拝啓 年食った私へ、いかがでしょうか。

 

ごはん

 朝食:菓子パン

 昼食:(外食)チキン南蛮定食

 夕食:カツオ丼

 

 最近お腹が減ったらラーメンに逃げているような気がする。そのため昼は、「ご飯が食べたいです」というリクエストをして和食のお店へ。舌を出すのもちょっと遠慮したいほど熱々の味噌汁、小鉢に肉じゃが、漬物、サラダがそれぞれ並び、六つ子のように寄合っているチキン南蛮を含めて満足満足。

 夜はカツオ丼。買い出しに行くと生のものを夕食で食べる権利得られるため、なかなかに貴重。棚で眠っていたワサビを取り出し、主役の鰹が隠れるほど小葱を載せて、仕上げに生卵。活字も見ずに黙々と食べるほど、こちらも満足の夕食だった。

 

 

書く仕事がしたい

書く仕事がしたい

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*1:前者はアメリカ生まれの1986年作品、後者は日本人で2013年の作品だ

*2:Y○utubeとかTikt○kとかね!!