9/6 錯覚の科学 - 生存報告所

9/6(水) 睡眠時間うとうと6時間…？

ガルパン最終章3話が、dAnimeに来ているじゃないですか! フゥー(喜びの舞)!!

週末に合わせてお菓子とジュースを用意だ！

やったこと

　帰宅

　仕事

　整理整頓

　錯覚の科学

感想

　昨日はいつの間にやら寝落ち、気づいたら新宿バスタへ近づいてきました…との声。まさか、初めて休憩時間も意識せずに寝落ちていた…!? とちょっとした驚きを感じつつまだ眠い目をこすった。高校時代の友人と笑いながら飲んでいる夢を見た気がする。

　ネックピローを首に、アイマスクを頭にかけながら山手線乗車。渋谷で降りて今度は地下鉄。朝6時台だけあって人は少なめ。乗っている皆も眠そう。仕事に行きたくないだけかもしれない。

　座ってアイマスクとネックピローを再び装着し、会社も家も過ぎて寝過ごしてしまった。電車睡眠にもクッションは思っていた以上に効果的で、ふらつきがちな頭も支えて快眠を提供してくれました。長距離通勤にはぜひ。

　起きて慌てて逆の電車に乗り込んで帰宅。シャワー浴びて着替えて荷物を分解して出社。30分ほど前に通ってきた道のりを今度は辿ることに。足跡さえ見えそう。

　仕事。今日はドキュメント書いたり調査したり。ドキュメント書いた担当者全員でレビューいただきにいったが、3時間後に赤ペンだらけのフィードバックを抱えて戻ってきた。”分かりやすいReadme”を書くのは大変難しい。やること多くて楽しいなぁ！！

　明日までに修正版上げておきますね！と言ってしまい、何人かと打ち合わせして作業していたらあっという間に20時。気づけば「俺の勤務時間は9-21時だ」とおっしゃる先輩だけが残っていた。「なんで2年目がこんな時間までいるんだ」とせっつかれてとっとと撤退。もっと時間も集中力も密度高めてさっさと仕事を終わらせたいところ。

　帰宅して荒れている部屋の整理整頓。散乱した荷物はいつもの棚へ、新聞は積読の山へ置き、キーボードをデスクトップにつなぎ合わせて起動。「あぁただいま」と言いたい気分にやっとなれた。長く楽しい旅行だった。

　錯覚の科学。「思い込みと錯覚の世界へようこそ」から始まる本。『ファスト＆スロー』と同じように、脳がいかにして間違えるかを面白おかしく実例を交えながら紹介する本だった。イグノーベル賞も納得。

　実験1は注意力の錯覚。イグノーベル賞を知っている人であれば詳しいかもしれない「ゴリラの実験」。バスケ選手のパスを数えている間に通りがかるゴリラに気づくかと言う話を通じて、人間の注意力に限界があることを教えてくれる。同じような実例は現実にもあって、滑走路に入ってしまった飛行機に気づかず着地態勢に入ってしまう、真上にいる船に気づかず浮上してしまう、携帯で通話していたらブレーキ踏むのが遅れる…等挙げればきりがない。

　特に言いたいことは

人は何かに目を向けていても、意識してみているとはかぎらない

ということで、注意力には限界があるらしいということ。

　対策としては、”想定外”のことは見落とされがちなので想定内になることをするのが一つ。人口の多い街よりも少ない街の方が事故率は高いらしい*1。

　知らなかったのはマルチタスクの話。

性別に関係なく(マルチタスクは)上手く出来ないのが結論である。

原則として、マルチタスクよりも一度に一つずつ仕事をする方が、はるかに効率がいいのだ。

　女性はマルチタスクが得意…という儚い幻想が脆くも崩れさった言葉だった。一つのことに専念して仕事することにしよう。

　実験2は、記憶の錯覚。さっきまで話していた人が別人に変わっても気づかない、一つ前のシーンと違う人物が話しているビデオにも気づかない…と人間の記憶は錯覚して覚えがちという話。

たいていの人は、自分は予期せぬ変化に気づくと思いがちだが、実際にはほとんど誰も気づかない。

　私たちが記憶から取り出すことがらは「生演奏のデジタル録音ではなく、聞きなれた旋律をもとにした即興演奏に近い」ということらしい。1日後には覚えていた話も、数年を経てまた質問しなおしてみると全く違う風に覚えていることもあるらしい。人間の記憶とは全く持ってあてにならないものです。だからこうして記録を取り始めたのだが。

　実験3(自身の錯覚)，4(知識の錯覚)，5(原因の錯覚)もそれぞれ人間の起こしがちな錯覚について例付きで述べられて面白い。ファスト＆スローが好きな人にはぜひ勧めたい、人間不思議大百科の1冊だった。後は可能性の錯覚も読むとしよう。