生存報告所

日記だよ!

オンライン企画・遊び選定のススメ

8/9日記と書きそうになりました。

いつもの記事とは全く違うものを描いているので不思議な気分です。

 

 

あらすじ

 先週土日に行ったオンラインゲーム合宿。初めてのオンライン開催ということでネタに困りました。なにせいつもは山籠もりでボードゲームばかりする合宿です。オンライン企画(特にゲーム好きに向け)と言っても分からない。ネットで調べましたが似たようなものしか出てこないため、新たに案の一つとして投下しようと思った次第です。

オンライン企画でネタに困っている方の一助になれば幸いです。あとは次回もオンラインだった時のための備忘録。

 

選定ゲーム形式とその理由

1.マーダーミステリー(Boothでシナリオ購入形式)

価格:〇(同人作品が多く、一人当たり500円超えることが稀)

盛り上がり:◎(基本的に盛り上がる) 

準備ハードル:△(場合によっては別サイトの利用あり)

参加ハードル:○(通話できる環境だけあれば良い・PC推奨)

選定理由:約束された盛り上がりのため

 

 簡単に説明すると、推理小説の登場人物になりきって事件の解決を全員で目指すゲーム。皆で情報を共有し、事件時のアリバイを確かめて…ということを行いますが、登場人物の中には犯人も存在するため嘘も混じっています。情報を整理して犯人を見蹴る過程、逆に犯人として全員を騙しきる快感は代えがたいものです。

 

 同人だからとなめてはいけません。外部サイトのBoothで販売されているシナリオは出来の良いものも多く、ゲーム好き・小説好き・演劇(ロールプレイ)好きであれば楽しめること請け合いです。

時間は2~3時間が多いですが、多人数であれば5時間あるシナリオも選ぶことが出来ます。人数は進行役を含む4人~7人が多めな印象ですが、中には10人プレイもあるため対応幅は広い印象です。

 

 参加者はHO(ハンドアウト)と言われるキャラ設定資料を読んでプレイするだけなので気楽です。主催者はシナリオの購入、必要によっては外部サイト(ユドナリウム、ココフォリア)の利用が必要ですが、その分臨場感があがって雰囲気が出るので出来れば使ってほしいところです。自分もプレイヤーになりたい場合はGMレス作品を探してください。

 このゲームで一番楽しいのは終わった後の感想戦。「こういう情報隠してたんだよね」、「あのセリフは嘘だよ」というネタ晴らしをしている時間が一番楽しいです。たまに1時間以上話しているときがあります。

 

オススメ

本当に多くの種類があります。私がネタ探しの参考にしたのは以下2サイト。

話題の対話型推理ゲーム・マーダーミステリー!オンライン版おすすめ10選 | 謎解きコンシェルジュ

【2022年5月更新】今すぐオンラインで遊べる有料マーダーミステリー40選 | Board Game to Life

 

合宿でプレイした中で特に評価が高かったのは以下の二つでした。

マーダーミステリー「おにさがし」GM用ガイド(完全版) - itohaki - BOOTH

マーダーミステリー「セイレーンの宴」 - A to R(エトワール) - BOOTH

どちらも人数と時間を必要としますが、機会があればぜひ。

 

2.リアル脱出ゲーム(SCRAP)

価格:△(1人当たり3千円なので十分安い気はするが、他がもっと安い)

盛り上がり:○(基本的に盛り上がる、ただオフラインと比べると弱く見えてしまう) 

準備ハードル:◎(サイトで買ってURLを配るだけ。楽)

参加ハードル:◎(通話できる環境だけあれば良い・PC推奨・1人から可能)

選定理由:協力ゲーム、マーダーミステリーとは違った謎解きのため

 

 簡単に説明すると、皆でなぞ解きをして脱出を目指すというゲーム。そのままですね。マーダーミステリーとは違い、全員で協力して頑張ろう!というゲームのため、対立形式が苦手だけどなぞ解きをしたい人がいる場合にはこちらの方がいいかと。

 

 法人でリアル店舗も持っているだけあって、品質の高さは言う必要ないですね。参加者も準備者もブラウザさえ見られれば参加できるためハードルの低さが随一です。

今回はスケジュール等の都合上できませんでしたが、事前にキットを購入して各自の家に届いたものを開封して遊ぶ形式もあります。面白かったら教えてください。

 

 時間としては2~3時間が一番多く、1~3人推奨の作品が多いです。6人などの場合は2チームに分かれて競争するのが良いと思います。大人数で遊ぶメリットがちょっと薄れますが、これはこれで盛り上がります。

 

 オンラインでハマった人はぜひオフラインへ。オンラインよりも難易度の上がった謎、実際に動いて解いていくなぞ解きを楽しむことが出来ます。

 

オススメ

リアル脱出ゲーム | 体験型謎解きエンターテインメント

オススメというかただの公式サイト。

 

合宿でプレイしたのは以下の二つ。

【公式】オンラインリアル脱出ゲーム「封鎖された魔王城からの脱出」|封鎖魔王城

リアル脱出ゲーム「封鎖された人狼村からの脱出」

キットいらず、購入すれば遊べる、常設という手軽さ三点セットが揃っています。

初めてならまずはここからスタートするのが良いと思います。

 

3.BGA(ボードゲームアリーナ)

価格:○(基本プレイ無料、人気ゲームのプレイには最低一人がプレミアム会員になるひつようあり。月540円、年4千円)

盛り上がり:○(基本的に盛り上がる…、ジャンルと好みが別れると辛い) 

準備ハードル:△(スムーズに進めるなら事前にゲームルールの把握が必要)

参加ハードル:△(会員登録が必要。PC推奨)

選定理由:時間調節・ゲームの種類の多さによる人数対応が用意。頭空っぽでも楽しめる

 

 簡単に言うと、オンラインで遊べるボードゲーム。有名なリバーシからプレイに2時間以上かかる重いゲームまで計502種類*1あるため、きっと需要に合ったゲームが見つかることでしょう。

 

 会員登録というハードルさえ抜けてしまえば多くのゲームで遊べるため、たとえオンライン飲み会が24時間あっても遊べます。所要時間も5分から2時間以上、人数も2人用から10人用まで多種多様なため、調節にはピッタリです。

 

 主催者の方は事前に登録してまずは1人で野良に飛び込んで遊んでみるのがいいと思います。ゲームによっては訳された日本語の説明もついているため、そちらを読んでみるのもいいかと思います。

 

オススメ

ボドゲ好きとして挙げだしたらキリが無いためいくつかにとどめておきます。

・軽量級部門(4人までなら長くて30分)

ニムト・凶星のデストラップ・ヤッツィー・ラブレター

・中量級

カタン・アズール・キャントストップ・キングオブトーキョー・クアルト

・重量級

ビヨンドザサン・タペストリ

 

いくつかのゲームはここの日記でも感想を書いていたはずです。まずは遊んでみてください!

 

4.Gartic Phone

価格:◎(プレイ無料 最初の広告だけは我慢して)

盛り上がり:◎(人数多いほど盛り上がる、5人以上推奨) 

準備ハードル:◎(サイトの招待URLを張るだけ。素晴らしい)

参加ハードル:◎(招待URLから入るだけ。PC推奨。ガチ勢はタブレットで描く)

選定理由:約束された盛り上がり。最大14人まで対応。

 

 簡単に言うと絵しりとりと伝言ゲームを足して高度にした遊び。と言っても難しいことはせず、お題の通りに絵を描いて、描かれた絵からお題を想像するだけです。ことばよりも一つ動画を置いておく方が分かりやすいでしょう。

フクロウだったはずがいつの間にか3本脚の女性が出来ました。

いやそうはならんやろというツッコミの嵐が起きること請け合いなゲームです。

 

 準備も遊ぶのもハードルが低いのが良いところです。時間は人数によってかなり上下します。9人で遊んだ場合は3ゲームで90分でした(途中で腹筋が崩壊した時間も込み)。

 

オススメ

Gartic Phone - 伝言ゲーム

ただの公式サイト。

 

5.Among Us

価格:◎(プレイ無料 課金要素は着せ替えのみなはず)

盛り上がり:○(途中脱落した人にはつまらなくなる。人狼2人になる7人以上の方が楽しい) 

準備ハードル:◎(インストールして部屋を立てるのみ。簡単)

参加ハードル:◎(インストールして参加するのみ。簡単)

選定理由:合宿参加者が9人だったため。このぐらいの人数なら盛り上がる。

 

 簡単に言うとオンライン人狼ゲーム。先に紹介したマーダーミステリーをシステム化したものという紹介でも間違っていないかな…?

 

 人数の対応幅は広く。ゲームの成立だけなら5人からでも出来ます。1ゲーム当たりの時間が短いのもポイントです。

 

 難点としてはある程度知ってる人が複数人いると定石が形成されていきます。押し付けない方であればいいのですが、そういう方が一人でもいると雰囲気がどんどん悪くなるため、ある程度気心が知れた人と遊ぶか、全員の経験レベルが近いこと推奨です。

 

 人狼ゲームが好きな人、推理が好きな人は楽しめると思います。

 

選定から外れた候補たち

1.マーダーミステリー(予約必須の企業系)

今回初めてだったため、参加者人数の上下に対応しにくいのは却下だった。

また、1週間前での予約はもう無理。土日なら最低でも2週間前の予約が必要。

 

2.コードネーム

一時毎晩遊んでいたため飽きていた。人数が偶数なら楽しめる以心伝心ゲームです。

Codenames – Play with your Friends Online

 

3.ゴリラ人狼・通常人狼

マーダーミステリーに繋がるなりきり系お話ゲームの祖先。人狼ゲームは定石が決まっていることが多く、知らない人はほとんど楽しめない。また、途中で脱落する人がいるゲームを筆者が敬遠したため。

ゴリラ人狼は酒と脳の活性化具合のバランスが取れなかった。

 

4.ときならべ

予備枠。IT門外漢に向けたカードの用意が出来なかったことと、マーダーミステリー連続に飽きたという声が無かったため。

 

5.その他

以心伝心ゲーム・ジェスチャー・クイズ・絵しりとり・イントロクイズ・ビンゴ・かぶっちゃやーよ・超接写クイズ

 

「オンライン企画」で調べたらよく出てきたゲーム達。訓練されたボドゲーマには物足らないだろうという判断と、オンライン飲み会でしたときに「時間だけ過ぎましたね」という印象をぬぐうことが出来なかった。

 

6.TRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)

 怪しいオタクたちが集まってぶつぶつ言ってる…と思われかねない ゲーム形式第1位(偏見)。

 マーダーミステリーの自由度を高めたゲームになります。事前にルールの周知をする必要があるのと、なりきりやRP(ロールプレイ)に成れている人でなければルール把握と同時に行わなければいけないというハードルの高さで断念しました。今回は事前アンケートで希望者が少なかったという理由もあります。

自由度の高さは随一のため、マーダーミステリーになれた人は遊んでみてもいいかもしれません。

 

合宿振り返り

1.反省点

 今回、筆者が事前予約をあまりできなかったため、プログラムがすぐに準備出来て遊べるゲームだけになってしまいました。最低2週間前には人数確定と予約をするべきです。

それから逆算して考えると1か月半前には告知と参加時間予定アンケート。1か月前にアンケートを見つつ時間割を作って公開、参加時間アンケート。2週間前に締め切って予約が完ぺきな流れでしょうか。今回のような人数変化に対応できるゲームばかりなら直前に参加時間予定アンケートとるだけでいいかもしれないですね。

 

 唐突な人数変更への対応手際と筆者の寝坊も反省点。深夜遊んだうえに3時間で起床して遊ぶスケジュールもどうかと思いますが、栄養ドリンクの用意・昼での休憩時間に仮眠をするなどで対応できたはず。今回は主催が寝るわけにはいかんだろうということで、全てのプログラム参加、休憩時間に暇な人はBGAに誘うなどをしていたためにほぼ寝ずでした。

人数変更はシナリオ用意をしておりましたが、ココフォリアに操作に手間取って時間を取りました。使い方は事前に把握しておくべきでしたね。

 

2.良かった点

 全てのプログラムを急な人数変更に対応できるものにしたことで、人の欠席にびくびくする必要がなくなりました。マーダーミステリーは予定シナリオたちとは別に、3人~9人の幅で全て予備シナリオを用意したいたため何とかなりました。気軽に「ゆっくり休んでくれ」と言えるのは良かった。

 

3.次回の私へ

 マーダーミステリーは予備シナリオを用意しておくこと。ココフォリアの使い方も思い出しておくんだぞ。

 出来ればタイムキーパーをしてくれるBotを作っておくこと。KPの手動管理は通知し忘れる時がある。それぐらいを作る腕はあるはずなんだ。

 

補足・その他・あとがき

 書き終わってから思いましたが、この記事はいったい誰に向けたものなんでしょうね。夏休みを迎えた学生向け…? この記事を見つけるような方なら全て知ってそうなことばかりな気がします。

もしこの記事によって盛り上がった会を開催できたのならば、右のアンケートから報告いただけると嬉しいです。

*1:22/8/9現在