6/12(水) 睡眠時間8時間 1,156歩
ツイッターで見た話
これ、本当に「米帝の忌むべき文化」だと思ってるんですが…YouTubeもインスタも『消費者は用意したコンテンツを消費してろ』と、階層で区切ろうとしてくるんですよね…。
— 三沢文也@病まないメンタルの作り方 (@tm2501) 2024年6月11日
ニコニコは、爆破映像使っても怒らないし、検索機能を落とさないどころか好きにタグつけさせてくれて自由度は本当に神 https://t.co/7PekuHL6Di
「階級で区切ろうとしている」という表現になるほどなぁと。Youtubeは検索機能がひどいという話題は同僚の方と盛り上がったことがあって、突然変異が起こりにくく富めるものがさらに富むためのシステムになっていると思っている。”関連度順”って本当に何なのだろうか…。
TiktokやYoutubeで1日溶けたという人の話を聞くたびに、『食料人類』のチューブを飲み続ける人の姿を脳内に思い浮かべてしまう*1。
やったこと
仕事
今日の仕事は、最近仕事場に仲間入りしたGithub Copilotと戯れること。
今までコードの書き方で困ったらChromeからChat GPTを呼び出して聞いていたため、今回のCopilot追加でもそんなに使用感は変わらないだろうと予想していた。しかし、IDEに取り込まれたCopilotは便利さが一味違った。
まず便利さ1つ目、検索がIDE内で完結すること
ずっとIDEの画面だけを開き続けてコードを書くことができるところが良い。ブラウザでChat GPTを開いていた時とチャットの方法は変わっていないのだが、アプリをChromeへ切り替えるための小さなコンテキストスイッチが無くなったため、指先から小さな棘が抜けたかのような使いやすさがある。
Javaでこの書き方何だったっけ…ぐらいのことならすぐに聞けるため、煩わしい広告乗り越えてどこかの記事を読みに行く手間が無くなった点も良い。小さなエラーレベルでは、Google検索を本当に使わなくなるなぁ。
2つ目、ソースを読み込んで提案してくれること
ChatGPTへ聞く時の注意点の一つが、秘密保持について。うっかり学習されてはいけないため、最小コードかつ記憶されないよう設定を注意しながら利用していた。
今回はどういう契約になっているのか知らないのだが、会社から配られたということは何も意識せず使っていいということ!! リポジトリ全体のコードを(おそらく)読んで、以前書いた内容や似たような記述からさっと提案してくれるため、コードの記述は楽になった。
たまに提案内容を間違えたり、却下したものを繰り返したりするのはご愛敬。ドジっ子な助手なんだなぁと考えよう。
3つ目、手軽なこと
本当に大事。一時期、GPTはプロンプトが大事だという言説が流行っていたが、私はその時代の常識に囚われているため、ブラウザ上ではなんとか結果がよくならないかと腐心しながら利用している。
しかしCopilotでは、「// Idを取得する」のようにコード内でコメントを書くだけで続きを提案してくれる。まぁ冷静に見ると怪しい記述はあるが、余計なプロンプト呪文について悩まなくて良いという手軽さは有難い。
1日使った結論、Copilotは結構優秀な助手だった。Copilot(=副操縦手)なんて控えめな名前にとどまらず、私を手として使うくらいガンガンコードを書いてほしいなぁ。
同僚の方が共有していた記事によると、コード手直しの時間が99%削減された事例もあるそうですね。
Q.コード書く時間が削減されるとどうなる?
A. また次の仕事がやってくる
人類は大変だなぁ。
コードを考えずに書いてしまう分、ちゃんと本読んでインプットする時間を確保したいところ。
ソフトウェアアーキテクチャの基礎1章・2章
明日の輪読会の予習のために慌ててページを開いた。締め切りって偉大!
「アーキテクチャ」と聞くとてっきりクリーンアーキテクチャなどの構造について着目した本だと思っていたが、そうではなく”システムエンジニア”の仕事で大事なことについてまとめられた本だった。
1章はイントロダクション。
「システムアーキテクト」という職種に期待されることは8つあるとして、それぞれの詳細について述べられている。
- アーキテクチャ決定を下す(技術選定の指針を決定する)
- アーキテクチャを継続的に分析する(現在のアーキテクチャが陳腐になっていないかなど、分析する)
- 最新のトレンドを把握し続ける(開発者として現役であるために)
- 決定の順守を徹底する(しばしば例外を作りがちなのを順守させる)
- 多様なものに触れて、経験している(ある技術スペシャリストではなく、課題の解決方法に何があるかを知ること)
- 事業ドメインの知識を持っている(相手に強い信頼感を抱かせるために)
- 対人スキルを持っている(「一見どう見えようとも、常に人の問題」という言葉のある通り、対人スキルは大切。有能なアーキテクトの半分を占めるスキル)
- 政治を理解し、かじ取りをする(人を説得するのは大変だよ)
エンジニアという生き物としては技術的知識ばかり追い求めてしまうが、人を率いるレベルになるとこのような技能も求められるのか…と怯えたリスト。
コードを書くことに直接関連しそうな技能はほぼなく、人を説得したり、人に決まりを守らせたり、最新知識をアップデートし続けたり…と社会に積極的に触れていくことが重要になるらしい。
どの技能もいきなり出来るようになるものでは無いから、意識して伸ばしていかなければなぁ…と感じた。
2章はアーキテクチャ思考について。
開発者は自分の知っていることを深くしていくが、アーキテクトという職種は幅を広くして、解決法をいくつも知っていることの方が重要。ピラミッド構造で表される「知識の付け方について」は分かりやすいものだった。
もう一つ面白かったのはアーキテクチャの決定の話。システム開発に銀の弾丸が無いことはよくポエムのまとめに挙げられるが、そのことをオークションシステムの実装の例で説明している。
2つの実装方法があるとして、プログラマーは拡張しやすいなどの利点を意識するが、アーキテクトは実装のトレードオフな面についても理解しなければならない。アーキテクトらしく考えるとは、「どちらの実装の方が進めやすい・拡張しやすいか」ではなく、「拡張性とセキュリティ、どちらがより重要か?」ということらしい。
この判断には、環境やドメインに依存することが多いため、より広汎な知識が必要とされる。なんて大変な職種なんだ…。
作中でも言われているが、この解決方法はGoogleで調べても出てこないんだよなぁ。
最初の30数ページだけだが、背伸びして視座が高くなるのを感じた。面白い。
桐谷さん
オタク君ってこういう女子に弱いんでしょ? と言わんばかりのキャラ造形で生まれた桐谷さんと、ヤレヤレ系先生の雑食記。5月末出版ほやほやの17巻まで届いた。
Web上でおまけエピソードまで公開されているので、単行本の違いは表紙の絵と、裏表紙くらい。表紙はこれ以上ないくらい好奇心に満ちた桐谷さんなので、これだけで買う価値があるな!
それにしても1巻目からカエル、サソリ、蛇、ババア、タマタマ…とバラエティー豊かな食事をしているなぁ…。まだ見ぬ食の世界を1日1冊ずつ楽しんで読んでいこう。
お嬢様投資をはじめる!
3巻全部読んでからもまとめたいな~~と頭の片隅で気になっていた漫画。自分なりに気になったメッセージを種類とタイミングの2軸でまとめ直してみた。
種類:共通/株/投資信託
タイミング:買う前/買った後
共通×買う前
- 分からないものは買ってはいけない(1話) まじこれ
- 投資の本質は「平穏の切り売り」(12話)「平穏」を生贄に「リターン」をゲットしている
共通×買った後
- 投資に必要なのは「いつか自分も大損する」という覚悟。そこで折れたら試合終了。(10話)
- 「リターン」を改善するのはプロでも至難の業のため、投資法では「リスク」を改善すること。(16話)
- 株式投資は「運ゲー」要素と「頭脳ゲー」要素という2つの要素を併せ持つ。予測できることは既に株価に反映されるから、影響は小さい。「株価は運が9割」ということらしい。(22話)
株式投資×買う前
- メディアに取り上げられて広く世間に知れ渡ってしまった時点で、「お宝株」は「凡庸な株」へと変質してしまう。(13話)
- 値動きを当てるのは難しい⇒ということはいつ買っても良いということの裏返しし。株式投資の成否はほぼ、「買った後」の行動で決まる。(18話)
- このゲームの最大の攻略法は「運に振り回わされないこと」 儲かっても調子に乗らず、損しても気にしないこと…これで勝負は決まる。(18話)
欲ニモマケズ、恐怖ニモマケズ、ホドホドニ儲ケテ、長生キヲスル、サウイフモノニ、ワタシハナリタイ。
株式投資×買った後
- このゲームは「上がるか下がるか」を言い当てるゲーム。そしてその特性は、「素人とでも負けないこと」(7話)
- 「リスクに振り回されてひどい目に遭う」のが投資家の仕事。(14話)これはひどい。
- 暴落は訪れる。後悔はするだろうが、「大損しちゃったけれども、自分の判断自体は正しかったから問題なし!」などと割り切れたら脱初心者かもしれない。(21話)
- 素人の「いずれ上がるから…」という”勝算”は神頼みと変わらない。上がりそうなら売ればいいし、下がりそうなら売ればいいという極めてシンプルな話。(24話)売買の判断が自分で出来ないのであれば、無理に売買せず長期投資を続けるのも手。*2
投資信託×買う前
- ファンドの成績が良くても、そもそも日経平均が良ければ平々凡々の成績なのである(8話)
- ファンドというのは「リターン」よりも「リスク」に強く、儲けるためのツールというより、資産を守るためのツールとのこと(15話)
- インデックスファンドは初心者向けだが、投資の難しさの本質は変わってない。(20話)セルがフリーザになったくらい。
満足。
省いた教訓も多いため、これから投資を始めようとする人にはぜひ読んで欲しい本だと思う。「これさえ買えば勝てる・儲かる!」という断言よりも、「こんな罠があるんだよ」とゲームの特性を説明してくれる本の方がありがたいと感じるなぁ。
CPUの作り方を書いた作者らしい、読みやすく面白い本だった。本当にケロ山はいい性格をしている。
ごはん
朝食:海苔ご飯
昼食:卵ウインナー丼
夕食:イタリアン豚丼
朝は手軽に。
昼は何も作る気が起こらなかったため、卵とウインナーをフライパンに投げ込み、ケチャップニンニクしょうが醤油を投入。何味か怪しいが、濃い味付けの悪魔の飯丼で満足。
夜はOisix製の豚丼。久しぶりに食べたけど、やっぱり溶けたチーズは最高。