生存報告所

日記だよ!

1/31 新宿散歩

1/31(水) 睡眠時間6時間半 10,592歩

『日本現代怪異辞典』と…〆(´・ω・`)

また積読の山が高くなってしまった。

 

 

感想

 昨日は1日が長かったからか、今日は何故だかもう金曜日だと思い込んでいた。PCを起動して目に入ってきたカレンダーで、まだ水曜日であることをも思い知る。そういえば今週の100カノはまだ見ていないじゃないか!

 

仕事

 今日は打ち合わせが多め。「進捗ここまでです。次はこの作業します、この作業お願い出来ますか?」という話を朝から夕方まで何回かしていた。

報告待ちで滞留していた仕事たちがまた一気に動き出したので、忙しくなりそうだ。おらワクワクすっぞ!

 

 いつもはアニメの話ばかりしている1on1は、珍しく話題を持ち込んでキャリアの相談。今後の身の振りようや42Tokyoの試験について上司に話すと、「私はキャリアの正解を話すことは出来ないが、とりあえず社外の人との関わりを持つというためにも、試験へと参加してみたら?」という言葉をいただいた。

面倒だし、もうやらんでいいかなとここ数日思っていたPiscineだが、やっぱり受けてみるとしようかな。ありがたい時間だった。

 

学問バーKisi

 今日は久しぶりの学問バー。『人形の怪異・怪談の民俗学徒と気軽におしゃべりする』というテーマで、日常と正反対のような民俗学の講義を受けに新宿歌舞伎町へと伺った。いつ来ても人が多いなぁ、この街は。

 

 18時半前にバーの扉を開けるが、既に5人掛けのカウンターテーブルは大学生くらいの若い人たちで満員。さらに奥待った場所にあるソファーにまでも人がいらっしゃる。こんな時間から人で溢れる場所だったっけ?? なんて言ったら失礼か。

 入ってから退店する1時間の間にも次々と人がいらっしゃって、臨時用パイプ椅子が店内通路に出陣するほど手狭な状態。新たに人がいらっしゃる度に「さては皆、怖い話が大好きだなぁ?」と店内の空気は盛り上がっていた。

 

 

 聞いたお話としては人形に加えて丑の刻参りの話。丑の刻参りといえば、頭に蝋燭を3本立てた女性が、丑三つ時に藁人形と釘を持って呪うイメージ。有閑俱楽部の影響かな。

 

 なぜ藁人形なのかと思っていたが、昔はマネキンのような扱いだったから使われたのだろうとのこと。最近では藁人形自体が見慣れないものになったことで、呪物扱いされるように変わったらしい。伝説が独り歩きしている…。大事なのは人形よりもむしろ釘の方だったらしく、リズミカルに歌いながら呪うお話もあったのだとか。

 成り立ちの順番としては、丑の刻に参ること(中世)⇒釘を打つこと、女性の嫉妬要素が合流⇒ただの人形だった藁人形が特急呪物化という変遷という理解*1

 頭に載せる蝋燭もどうやって付けているのか謎だった(鉢巻か何かで付けていると勝手に想像していた)が、鉄輪という3本足の理科室椅子のようなものを上下逆さまにして頭につけ、その足に蝋燭を刺していたらしい。本当だとしたら面白すぎるエピソードだが、思ったよりもホームメイドな呪いのアイテムじゃないか!

 丑の刻参りの不思議な変遷を聞くことが出来た楽しい時間だった。

 

 追加で聞いたのは電話でおなじみ、メリーさんの話。

 青い目の人形という、日米緊張緩和のために開催されたイベントによって送られてきた人形が第二次世界大戦前にあった。この人形の一部はメリーさんと名付けられた、それは当時の外国人ネームと言えば「メリーさん」だったからという推測があり、そこからメリーさんのお話も生まれたのじゃないかという推論。

  あのお話をパロティとしたサービスがあって、リカちゃんでんわという形らしい。試しにかけてみると、少し音質の悪いハスキーボイスでリカちゃんのお話を聞くことができる*2。このサービスも1968年から続いているらしく、もはやそれ自体が怪異になりそうな歴史があった。もうすぐ還暦リカちゃんだ!

 

 韓国にある人形の怪談は、ほぼほぼ日本から来たものという小話も最後に聞いた。会社にいらっしゃる韓国の方にもそうだったのか聞いてみたいところ。なぜ日本はそんなに人形の伝説があるのかと言われたら…やっぱりアニミズムかなぁ。「市松人形などもあるし、日本人は人形好きです!」という意見もあった。

 

 1時間でほぼ話を聞くだけにはなってしまったが、楽しい時間となった。新しい人も来て定員オーバーになりそうだったので退店。満足。

 

新宿散歩

 退店して夕食を食べても、まだ19時半前、まだまだ何でもできるぞ!!

 というわけでヨドバシカメラ横のイエローサブマリンまで行き、中古ボドゲコーナーから見つけた『なんちゃって銀行強盗』を買い、その足でブックオフも覗いていく。こちらでも漫画を買って、すっかり重くなったリュックを背負いつつ新宿駅へ。

本当に今日は金曜日なんじゃないかと思うほど、楽しく濃い一人旅だった。

 

漫画

サイケまたしても11:半分ぐらいギャグの世界に住んでいる異能力バトルだよなぁ。鎖、プロペラ、ガムテの能力が、ちょっと緩い絵柄と合っていてよい。

100カノ164話:まーた恋太郎が人間やめてらぁ。育とリンちゃんがお姉さんで、あとは小さい子祭りでしたね。可愛らしい。

 

 

 古代から話が変化してきた丑の刻参りだが、このお話に限らず口伝ではやっぱり細かい情報が抜け落ちていきがちらしい。文字を知っている話者の場合は記憶が少し鮮明になり、細かい話も覚えているとのこと。

こうやって記述すると、さらに記憶に刻まれてくれるのだろうか。

 

ごはん

 朝食:菓子パン

 昼食:菓子パン+おにぎり

 夕食:(外食)らーめん

 

 朝も昼も節約しつつ雑な食事。

 夜も節約のため家に帰ってから食べるかと思っていたが…、さすがに夜8時でお腹が持たず、久しぶりのイエサブ近くの地下ラーメン屋『新高陽』に入る。この場所で金融商品やカモ毒の漫画勧められたなぁ…ということを不意に思い出した。あっさり醤油系で、スープまで美味しくいただいた。ご馳走でした。

*1:ご本人に確認できなかったため筆者の想像を多分に含む。1783年で初めて藁を使った話が出てくるらしい。

*2:月ごとに更新なのか、話題は「あけましておめでとう」だった