12/13(水) 睡眠時間6時間半
さぁて、長い1日だったぞぉ。
やったこと
トニカクカワイイ 9巻
道徳形而上学の基礎付け 第1章
Team Geek
感想
まず寝る前に読んだトニカクカワイイ 9。相変わらずナサ君と司ちゃんがイチャイチャするだけの物語。
82話『少年たちへ、本当に役に立つ知識とはこんなやつだと思う』からの数話が好き。「私のこと好き?」という問いかけにはちゃんと答えなさいというのは、古今東西人類誕生から言われてきたであろう教え。そんなことは分かっているが、正論でも動かないのが人間という生き物。それでも何故「好きだよ」と言うべきなのかという話。
曰く、それは猫が喉を鳴らして近づいてくるようなものであり、花に水をやるようなものであるらしい。どちらも必須で対応すべきことだが、人間相手なら恥ずかしくて面倒で塩対応になってしまう。でも結婚している女性に愛の言葉をかけていいのは旦那だけであり、水をあげないと花は枯れてしまう。だから「可愛い」の言葉を使うのは大事なんですね。らしいぞ、うちの親父ぃ!!
今すぐにでも使えて役に立つ知識なのだが、使う相手がいないので他を褒めることにしましょう。面白い漫画でためになる話をありがとうございます、先生! 面白いです!
今日は急にとった有給の日。目が覚めて、布団を抜け出し洗濯機のスイッチオン。シャワーで目を覚まして、快晴の空がよく見えるように洗濯物を干す。さぁて出発だぁ!
JRの券売機で青春18きっぷを購入。朝のラッシュが過ぎた電車はスーツ姿の人が少なく、大学生っぽい若い人もちらほら。湘南新宿ラインに乗り換えて、目指すは熱海。
時刻は10時で日はすっかり昇っており、雲一つない良い天気のため車内にまで明るい光が差し込んでくる。人は10人程度しかいないため、端から端まで見渡すことが出来る。たまに開くドアからは鳥がピヨピヨ鳴く声、風の吹く自然音が聞こえてくるのみ。人が詰まった朝の通勤電車、社内で絶え間なく聞こえるキーボードの人工的な打鍵音とは全く違う時間に、旅の非日常さを強く感じる。
熱海で伊東線に乗り換えて、次は伊豆熱川駅まで1時間。徐々に人の数と車両の数が減っていき、13時ごろに伊豆熱川駅へと着いた。
駅を出て2分歩き、さっそく見えてきたワニ園。温泉から湯気がもくもくと立ち上っているのを横目に本園へ着き入場券(2000円)を購入。まずはワニワールドへ
多種類のワニたちが、みな置物のように水中日向ぼっこを楽しんでいた。この場所を教えてくれた友人曰く、2週間に1回の食事のとき以外は結構省エネで動かないらしい。園の張り紙には「ワニが水中に潜っていられる時間は1時間です」とのことだったが、死んでいるんじゃないかと疑うくらい微動だにしない子もいた。
1匹だけ元気に水中を動いていたので、10分程度にらめっこをしてから写真撮影(左)。水槽ガラス1枚隔てた間近で観察し、「ワニの瞳孔って縦長で目の位置も近~い!」なんて一人で楽しんだ。
次に向かったのは植物園。食虫植物、たくさんの睡蓮と蘭が展示されており、花は菊・マリーゴールド・桜しか出てこないような身としては、綺麗で種類が多いもんだなぁと口開けて見ていくしかなかった。珍しい植物は好きなので、食虫植物を見ている時間は長かったかもしれない。
のんびり泳ぐマナティーと、けたたましい声で存在証明していたインコたちにも挨拶して、次はマイクロバスに乗って分園へと移動。
分園は植物園とレッサーパンダ、ワニ池が目玉。日も落ちてきて早くレッサーパンダが見たかったため、植物園はスキップしてレッサーパンダコーナーへと駆けだした。
枝を往復する姿はやっぱり愛らしかったが、こっちは全然振り向いてくれない。まぁ可愛い生物が久しぶりに見られたということで…と自分に言い聞かせて最後のコーナーに行ったら可愛さの爆弾が見つかった。
いかにもという丸い台で体丸めて寝る姿、ふわふわのクッションのような様子、たまに舌出して自分の可愛さを分かっているような点、どこをとっても可愛らしい姿に写真を撮る手が止まらなかった。たまにこっちを見るところまでサービス満点です。
植物、動物の様子をたっぷり見て満足し、フルーツパーラーなる休憩所で食べて駅へ。無料の足湯が反対側にあるようなので、そっちも入って10分休憩した。電車は1本逃したけど、すぐに次が来るでしょう。
同じく電車を逃した方々と意気投合し、次の電車に乗って熱海まで雑談。取材で来ていたフリーのカメラマンらしく、東海道本線で駅弁はどこが美味しいのか・お仕事何をしているのかを教えていただいてなかなか楽しい時間だった。
電車で片道4時間、青春18きっぷだけでは足りず伊豆急行の料金も払わなければいけない場所だが、一人で3時間過ごした楽しいワニ園でした。今回はご縁があってだったけど、またそのうち来られたらいいな。
電車で8時間も揺られていたんだから読書も進む。
道徳形而上学:カント入門の書として進めていただいた本。「そういえば哲学書ってこういう歯ごたえだった」と思い出すほど文体が固い。ワニのように顎が強ければ…と思いつつかみ砕いて読み進める。
第1章は学問バーで教えていただいた内容。「本能がいろいろと直感的に”幸福”になろうとしてくるけど、それを理性で抑えて普遍的法則にのっとった”幸福”の道を進めるように頑張りなさい」という理解だが、あっているかはまた専門家に聞きたい。言っていることは面白いが、電車の中で読む本では無かった。
TeamGeek:エンジニアが苦手になりがちな「人間関係」に重きを置いた組織・チーム論の話。グーグルで開発をしているGeekな人たちが書いた本だから、一般ビジネス書に比べてすごく読みやすく受け入れやすい。
素晴らしいチーム文化・組織・上司のふるまいなどは載っているがとりあえず大事なのはHRT*1の心。おおよその社会問題はこの要素のどれかが欠けて生じるから、これらを仕事・コミュニティで大事にすればいいよ:-) ということらしい。
今の段階で私がまず実践できることと言えば、「早い段階で失敗・学習・反復のサイクルを回す」ことだろうか。何もしてないと成長しないから挑戦しよう。失敗したら何を学んだかと何を変更するかを記したポストモーテム*2を書こう。間違いは謙虚に認め、人を尊敬し、正直さと強さで信頼されよう。失敗を認めないと人からの信頼を失うからね。
見慣れたGeekジョークで書かれた文章は面白く、次はマネージャーになったときにでも読みたい本だった。
移動時間合計が労働時間と同じだったはずなのに、とても長く感じた1日だった。心の充電は完了したから明日の仕事も頑張るかぁ!
ごはん
朝食:菓子パン
夕食:(中食)チキン南蛮弁当
朝は駅で菓子パン買って食べて終了。
ずっとワニ園を巡っていたら食事も忘れ、昼…と言っても15:00を目の前にした遅い時間に食べることになった。ワニカレーはなかったため、安心のビーフカレーとワニ園独自のクラフトビール、つまみセットを注文。バナナとパパイヤと使ったというビールはすっきりした飲み口で、苦みも全く感じない。ビールは苦手な部類だが、これならフルーツ好きとしてはぐいぐい飲める。気づけばほぼ一気飲みのように飲んでしまっていた。ご馳走様でした。
夜は肉を食べたいという内なる欲望に負け、近くのまいばすで購入した弁当。ワニを見ていたからか、いつもよりも肉食モードの日になった。
植物園の展示では多種多様な果実の味や食感が紹介されていて、食わせてくれぇ! という叫びを上げたいところだった。果物は沢山食べていると思ったが、まだまだ知らない果物多いなぁ。ゴレンシ、ドラゴンフルーツ、パンノキ、パラミツ(重さ30kgの果実)、バンレイシ、マンゴー(別名:太陽の涙)、アセローラ、ピンポン(味は栗に似て美味しいらしい)、レンブ…etc