11/29(金) 睡眠時間一応8時間 10,710歩
今日のスライド作りの反省。
言いたいフレーズはぽつぽつと頭に思い浮かんでいたのだが、本ごとに言いたい言葉がバラバラに存在するだけで、どのような順番で紹介するのか、どのような共通項目を作るのかについて全く考えていなかった。その状態でGoogle Slideを開きスライド作成に入ってしまったのが、今回の悪かった点。
急いでいても、ノートに原稿を書いてスライドに起こす2工程を選んだ方が早かった気がするなぁ…。5冊紹介する文章にそれぞれ悩んだとはいえ、中身が少ない32枚スライドに3時間もかけてしまった。ぐぬぬ。
やったこと
「やったぜ、座れる角度が広い!」と喜んだ昨晩だったが、どうやら睡眠のしやすさとは関係が無いのかもしれない。サービスエリアに留まるごとに目が覚めてしまい、結局8時間の中で一度も3時間以上一度に寝られなかった。
スマートウォッチが示す昨晩の睡眠時間は0時間。ダメだった。
関西到着
バスのアナウンスで、何度目か分からない意識の覚醒が起こる。眠い目をこすって聞こえてくるのは「もうすぐ梅田到着です」というアナウンス。忘れ物チェックの結果は、充電器ヨシ、防寒セットヨシ、貴重品ヨシ! 暖かいバスの空間から、寒空の下へと出てきてしまった。
朝7時に梅田へ着いたはいいのだが、今晩のホテル以外に目的地は全く定まっていない。今日中にクリアしなければいけないミッションは、昨日の日記を書くことと、夕方のLT会に向けてスライドを作ることの2つ。そのために、どこかでゆっくりと準備する場所を見つけたいが…
- 時間を気にせず使うことが出来て、
- 休憩ができて、
- 電源も確保できる、
- (任意)かつ駅から近いこと
ことが理想。そんな場所なんて…ある! スーパー銭湯だ!!
要件が決まるのが早いが、グーグルマップを開き、三ノ宮駅周辺のスーパー銭湯を片っ端から探す。数駅離れたところで条件に満たす場所を発見、行くぞー!
目を輝かせて足を踏み出し、これから通勤するであろう背中を丸めた黒い人の波に飛び込んだ。
恋野温泉うはらの湯
大阪梅田駅から阪神電車に乗車し、30分ほどかけて魚崎駅に移動。人口密度で暖まった車内を降りて、冷たい空のもとへと出る。空は雲一つなく、空気はたぶん澄んでいて、橋の下の川沿いにはランニングを行う人と川の様子を除くおじいちゃんが朝から巡回している。うーん、地元とまったく変わらない景色で安心した。
道中のセブンイレブンで朝食を摂って、早く体を休ませるために軽く走り出す。10分もかからず目的地に到着!
空調の効いた空間!
電源のついたリクライニングシート!
人肌・ぬるめ・43度の熱め・露店・サウナ2種の多種多様なお風呂!
これが平日入館料1,200円で楽しめる。あぁ、Vivaスーパー銭湯!
最初の1時間は風呂で体をリラックス、昼まではうつらうつらと舟をこぎながら昨日の日記、午後は本5冊を紹介するスライドの作成タイム。
休みを取ったはずなのに、神戸に来ても結局いつもと同じようなことをしていた。業務時間内だとどうしても後回しにされがちなので、仕方ない(´・ω・`)
出る前にもうひとっ風呂浴びて、未完成のスライドを抱えながらも出発。次の目的地は、5分のLT発表をするためのコワーキングスペース探しとなった。
コワーキングスペース
満開の銀杏ロードに鼻を曲げ、校庭で元気に走り回る小学生に和みつつ、最寄りの住吉駅へと10分程度歩く。JRに乗車し、向かうは兵庫の玄関口(と思っている)、三ノ宮駅。
今までに出張した経験が全く無かったため、コワーキングスペースという場所も一切利用したことが無かった。住吉で乗った電車の中で必死にスマホを操作し、駅構内にもコワーキングスペースがあることを知る。何を使うにもとりあえずWESTERというJR西日本の会員サービスに登録する必要があるらしいため、
心地よく使うなら、1人個室空間が第一希望。というわけで、STATION WORKという関東の駅でもたまに見かける気がする場所を狙う。
まぁ、予測通りというか祈りは通じず。唯一存在するボックスは20時ぐらいまで予約で埋まっていたため利用が出来ない。
金曜日の夕方だぞ! もっと早く休むんだサラリーマン!
というわけで目指すは次の場所。三ノ宮駅の2階に『Work PLACE COCOLO*2』というオープンなコワーキングスペースがあるらしい。25席はあるため利用できないということもなさそうだ。
オープンだとWeb会議がしづらそうなのだけは難点だが、それはこの際仕方ない。電車内で作ったWESTER会員で会員登録を行い予約ページへと飛ぶ。
30分単位で利用予約を行い、クレジットカードで料金支払いも完了*3。駅の階段を上って、2階にある入口へとたどり着いた。
スマホ画面をタップしてコワーキングスペースの鍵を開ける*4。着いたのは広く落ち着いた空間。多くの人がいたら申し訳ないな…と思っていたのだが、いたのはわずか3人。実家にあった子供部屋より広い空間だぞ、こんな贅沢にコワーキングしていいのか! 休んでくれてありがとう、サラリーマン!!
パソコンを開き、デスク横の電源も確保して最後の資料作成に取り組む。30分後には発表タイム。人はいないし、機密情報は何もないためのびのびと発表することが出来た。
脳内の想定カンペ通りには話すことが出来たが、オンラインのため聴衆にウケたのか、滑ったのかは全く分からない…。手ごたえをあまり感じないまま発表が終わった。
どんな表現なら笑ってもらえるのか、どんな構成だと飽きられてしまうのか…という発表センスは磨いておきたいから、次のLT会はオフラインで発表しよう…。
ゲストハウス
昨日の日記と発表という今日のミッションを2つとも終えて、最後に向かうのは今日の宿、ゲストハウス。旅行だろうと1人旅なら出来るだけケチりたい私は、人生で初めて1人でゲストハウスを利用してみることにした*5。
三ノ宮駅から歩いて15分弱。大通りから入った暗い路地を歩き、道を間違えながらも宿に着く。宿の入り口に着くと、英語で書かれた案内文が提示されている。嫌な予感がした。
意を決して戸を開き、迎えてくださるのは欧米系の方2人、韓国の方2人。ここでは私が少数派民族じゃん!
宿のスタッフは幸いにも日本の方だったため、説明を日本語で受けてベッドにも案内される。リュック1つで移動する私は荷ほどきなんて5分で終了。
盛り上がっている共用スペースに降りたいけど…英語ばかりが聞こえてくる…。
5分かけて気持ちを準備し、降りて本を読むふりをしながら会話を聞く。「英語にもっと慣れていれば…私も気軽に会話に混ざれるのに…」と考えていた時間は、この1年で最も惨めに感じた30分だったかもしれない。
機を伺っていると、夕食へ向かう人たちが出ていって会話が解散する。欧米系の方と2人になるが、共用スペースの空気は今日の最低気温よりも低く感じる。
彼がビール片手に散歩へ出て帰ってきたところで…「Night walking is too cold(夜の散歩は寒すぎるよ)」と言ってみる。疑問形も単語の適当さも気にしている暇なんてない。英語の会話なんて今年初めてかもしれないのだ。
「Yes, too cold」と彼は言ったと思う。そして「君も話せるのか」みたいな顔で話しかけてくれる。お互いに一言言葉が交わせるとあとは雰囲気に乗っていけばいい。
「どの国から来たの?」「今後の予定は?」「趣味は何やってる?」と数少なく記憶に残っている言葉を組み合わせて会話を試みる。義務教育と英語の先生には今さら感謝。私、何とかやれてます!
聞き取れなかったら「Sorry」と言えばいい。相手は別の表現で伝えようとしてくれる。でも最後まで「Netherlands」がオランダだと結びつかなかった。どうしてこの国だけカタカナが素直じゃないの!!
盛り上がっているところ3人目に中国の方も入ってくる。全員英語を母国語としない者同士だからか、聞き取りやすく平易な言葉で会話が出来る。
「スカイツリー見た? あれ634mもあるんだぜ」
「オランダのタワーを調べてみたけど185mしかないよ」
「上海には800m台のタワーがあるんだよ」
のような世間話も出来た。国さえ違う人から文化の話を聞くのはとても面白い。お勧めのSteamゲームを聞いて、逆に『Factorio』というゲームはお勧めだよと言っていた。
楽しい時間だったが、2時間経ったところで私の英語用集中力が完全に切れる。ここまでずっと英語を聞き取ろうとしていたのは久しぶり。ガラガラと自分の脳みそにシャッターが下りる音がしたため「すまん、夜ご飯食べてくる」と言って抜けだした。また来年は強くなる。
日本人のソウルフード、ラーメンで満腹になってからホテルへ帰宅。一緒に話してくれた彼らに挨拶し、日記を書くことも諦めて就寝。長く楽しい1日だった!
彼らの旅も、楽しいものとなりますように。
ごはん
朝食:3種のサンドイッチ
昼食:(外食)チキン南蛮
夕食:(外食)博多らーめん
朝は手軽に済ませたかったため、セブンイレブンで買った3種のサンドイッチ。買った後は近くの段差に座り込み、雲もなく青く澄みわたる空を見上げながら、サンドイッチを口にする。目の前の道路は混んでおり、ビジネスかばんを籠に入れて自転車で漕ぐ人も多い。休暇を取って食べる朝食は最高だなぁ。
昼はうはらの湯で、夜はホテルの近くで、それぞれ簡単に終える。私の心の中の食欲は握り飯1つ分くらいしかないため、美味い飯を求めて三千里することも無し。大体どこも美味しい。
*1:https://plusplace.westjr.co.jp/facilities/01GWRXYGHA6ZXNSYTARKVTB3F1/plans/01GWNW7W892CSZR2B8PSSXX6F4
*3:公式サイトには30分150円と書かれていたが、2024年11月現在は30分200円だった。
*4:オープンな場所に入るための扉があり、利用者は全員鍵を開けることが出来る。
*5:計40日で自転車旅をしたときは、1泊ビジネスホテル、2泊カプセルホテル、その他は全てテントだった