生存報告所

日記だよ!

11/23 野球場へ

11/23(土) 睡眠時間8時間 16,434歩

 「ちなみに、野球って毎日どのくらい見ているの?」と解説してくれた野球好きな友人に聞いてみた。

「朝は大谷の試合を聞いて、ニュースも見る」「夜は作業をしながらレギュラーシーズンの解説を聞いてる。」「大体は聞き流しているけど、盛り上がっているときはスマホの画面で見る。」とのこと。

「時間は?」「聞き流しが多いけど、だいたい毎日6時間ぐらい?」とのこと。

頭の中に選手名鑑がある上に、細かい豆知識までよく知っているもんだと思ったが、毎日6時間も見ていたらそうなれるのか…と尊敬しなおした。本人に自覚は無いだろうが、オタクのインプット量とはすごいものです。

やったこと

準備

 9時までしっかり睡眠時間を取って、気持ちよく朝日で起床する。今日の午前中にしておきたいことは…、明日と来週に遊ぶ準備だな!

 

 まずは明日に横浜へ来てくれる友人を迎える準備。集合場所を選択肢を伝えてどこで何をして遊ぶか考え、集合場所も決めて伝える。

遊ぶ場所の選択肢は毎度困るのだが…今回は気心の知れた友人と『HacKClaD.DeltA』で遊ぶという唯一にして最大の目的が決まっているため方針が立てやすい。

 

ボドゲカフェ → 遊ぶゲームはあるため相席を求めておらず、ドリンク・食事なども不要のため無し。

マダミスカフェ → 流石、横浜駅周辺。マダミスの既製品が100本以上ある中から遊べる場所もあるらしい。面白そうではあったのだが、3人ではマダミスの魅力が薄そうなのと、今回の目的とはずれるためパス。

イエサブ → テーブル料だけ払えばいいため、圧倒的に安い! 何かのサプライが足りなくなったらその場で調達できる! 飯は持ち込みできないけど、ペットボトルなどは持ち込めるため、最低限の生存は可能。

というわけで、集合場所はイエサブ横浜店に決定した。

ボドゲ中の人のお腹まで把握するのは大変なため、合宿で鍛えられしメンバーと遊ぶときは何も考えずに済んで助かる。

 

 一通り連絡を済ませ、次は来週の有馬温泉の計画立て。手を付けないと…という心の負荷を取り除くため、GoodnotesとGoogleマップを起動して1つ1つの工程を考えていた。

※画像は計画中の画像です。実際の工程とは変わる可能性があります

 旅行のスケジュールを事前に立てることが少ないため、どのルートなら一筆書きがしやすいか…、どのルートなら進みやすいか…と先人の知恵を参考にしつつ作成。

 1時間半ほどかけて必須の工程に関する調査は完了。あとは、神戸を楽しむサブプランと、各場所の豆知識でも集めてみるかなぁ…。何をしようかしら。

 

雑談ランチ

 そうこう計画を立てているうちに時間は過ぎて、「ピー」っとごはんが炊ける音が鳴る。それと同時に「ピンポン」と鳴るLINEの音。大学の友達かららしく「サガミに行くんだけど、一緒に行ってみない?」というお誘い。温めたご飯粒には悪いが、少し久しぶりの友人のお誘いには代えられない。慌てて外行きモードに着替えて家を出発。

 

 着いた場所は『和食麺処サガミ』。私は全く名前を知らなかったが、友人曰く東海地方では有名なチェーン店らしい。立ち位置では言えば、小さい頃におばあちゃん家に行くと連れていかれる懐かしい場所とのこと。話しながら店内に入ると、13時も過ぎているのに、郊外の駐車場には車が多く、店内には2世代、3世代の家族連れで8組も並んでいる。思ったよりも人気なことに驚きつつ、入り口にあった自動石臼製粉機を覗きつつ時間を過ごす。

 

 12時入店のお客さんがはけたのか、15~20分程度後に呼ばれて入店。美味しい手羽先とうどんを食べながら、ここ数ヶ月の近況について話に花が咲いていた。元気そうで何より。

「そろそろ結婚の予定は…?」とは怖くて聞けなかった。聞けば現実へのカウンターダメージが強すぎてで倒れてしまう。

 

 帰り道の電車も途中まで喋って解散。

 最近のお気に入りゲームを聞いてみたところ『ShapeHero Factory』らしい。プレイの感想を聞いたが、やっぱり作って進めているうちに時間が過ぎるとのこと。

あのゲーム、私が触れてはいけない沼の香りがするなぁ。

 

野球場へ

 次は会社の同僚と待ち合わせていた野球観戦へ。人生の中でスポーツ観戦を最初から最後まで見切った経験が無いため、当然野球場にも来たことが無い。今回は偉い人から「チケット貰ったから、若者で行ってらっしゃい」といただく機会がたまたまあり、私を含む初心者2人と、野球好きの同僚の3人でやってきた。

 

 「私は野球観戦ってそんなに興味ないよ?」

「大丈夫、球場は可愛いビールガールを見て、酒飲みながら野球をたまに見る居酒屋だから」

 

 半蔵門線神保町駅で降り、古書店街へ行けないことを歯がゆく思いつつ水道橋駅へと足を向け、冷たい風の中を散歩する。建物の町並みは、高いビルが並ぶ大通りから、一区画丸ごと占拠する巨大建造物へと変化していく。ごくごくと人を飲み込む巨大な入り口の名前を見ると『日本大学』や『東京歯科大学』の文字。都会のど真ん中に大学ゾーンだと…!?

 

 歩く人の年齢も若者が多くなったことに肩身を狭くしていたら、いつの間にか水道橋駅に着いていた。同僚たちと合流し、目指すは徒歩五分の東京ドーム。

「あっ、小さい頃にCMで毎週見た東京ドームシティじゃん!!」と騒ぎながら写真を撮ってしまうくらい、気分は完全にお上りさんである。だって事実そうなんだもん。

ドームですよ、ドーム! 遊園地まであった。

 ご挨拶を済ませ、あとはプレイボールの時間までかなりある。タバコ好きの喫煙所通いに付き合いつつ、東京ドーム周辺を探検していた。

5万人を収容できるだけあって、分け入っても分け入っても人の山。コミケかゲムマくらいでしか見たことないくらいに混んでいるのだが、来ている人の層は全く違う。眼鏡をかけてリュックサックをもって両腕に荷物をひっさげたオタクはどこだ! どうして女性が1/3程度もいる上に、カップルやファミリーが多いんだ…?

世間の人々は、毎日コミケのような人混みのイベントに参加しているのか…!?

 

友人曰く、「野球場は稼働率が高いから、最近は全球団が黒字になっている」とのことだが、確かにこの人数が毎日来るならその数字も頷ける。5万人規模が毎日集まるたぁ、良いビジネスだなぁ。

 

観戦

 少し早めの18:00に入場。今回の国際試合は19:00頃スタートのため、この時間ではストレッチを行う選手の姿がよく見える。席は1階席の18列目。「俺こんな席来たことないよ!」と友人は興奮しているが、分からない2人で「へー」と声を上げる。雑談をしたり、登場したイチローに興奮したり、ポテチをつまんだりして時間は過ぎる。

 

 19時も過ぎた頃、ぬるっと試合はスタート。あれ、始まったじゃん…と思った瞬間には小気味いい音でボールは高く伸びて外野席に入っていた。打撃戦の開始を告げるホイッスルかのような、先頭打者ホームランである。

みるみるうちに点数は入り、1回でピッチャー交代。野球ってこんな試合だったっけ? と隣に座っている同僚を質問攻めにしていた。

 

 今日の席配置は私、"野球好き"、”ゲッツー”しか知らない友人の3人組が一列になっていた。両側の初心者2人がひたすら野球好きに質問し、彼は私たち専用の解説、副音声として快く答えてくれる。

さらに打者が変わる度にエピソードを紹介してくれたり、”推し”選手がどんな人かと豆知識も補足されるから、何も知らなかった侍ジャパンにも親近感が湧いてきそうである。有識者副音声、毎試合レンタルさせてくれ。

 

 さらに面白かったのは、解説してくれたプレイが実際に全部行われたところ。

 タッチアップもゲッツーも、打撃戦も、押し出し1点も、三塁打も全部見た。

 

 新聞で見る限り、野球の試合はひたすら0点が並ぶものとばかり思っていたが、今日の中盤は2点と3点の取り合いが続いて見ごたえのある部分が多い。

「今日の試合だけで初心者に解説することは全部見られたよ」と笑いながら言われるくらいに恵まれている試合だった。

 

満員御礼

 唯一の難点は、点取り合戦になっていたおかげで時間が長引いたところ。19時に始まった試合は22時になっても終わる様子を見せず、夜に人混みで疲れるのも嫌なため、7回裏で早めに撤退。

途中で終わったが、野球の見どころは十分に伝わる試合だったため満足満足。

 

あれ、結局今日も、試合を見切ることは出来なかったか…( ゚Д゚)

 

ごはん

 朝食:食べず

 昼食:四川風味噌煮込みうどん+手羽

 夕食:ハイネケン

 

 昼はサガミでの美味しい煮込みうどん。「名古屋風の固いうどん」を頼んだら、しっかりバリカタのうどんがやってきた。餅巾着以外のおでんの具材を放り込んだかのようなお鍋に、濃い味噌煮込みの味が散歩で冷えた体を芯から温めてくれる。ご飯美味い、麺美味い、味噌も良いなぁ…と美味しく食べていた。

 

 夜は高い球場内の飯を買う気もなく、席の目の前のドリンクホルダーは空のまま時間が過ぎる。飯はいらないが、せっかく球場に来たのだから何かドリンクは頼んでみたいという想いもある。

可愛いビールガールさん! →ビールかぁ…ということを繰り返して、周回する人の顔も分かり始めた頃、見覚えのある緑柄に赤アクセントの売り子さんが現れる。ハイネケンだぁ!

 

 というわけで、これ幸いとばかりに注文。せっかく来てもらったのだからと、「お姉さん可愛いですね!!」も言いたかったのだが、笑顔で渡されると口は縫われたかのように動かなかった。残念。

空きっ腹に頼んだビールは1杯で軽い酩酊。ちゃんと球場のおじさんらしい体験は出来たのだった。満足。